仕事とセックスのあいだ/玄田有史・斎藤珠理 朝日新書

「自分の考え」と全く違うデータ結果を突きつけられ、愕然とする事があります。

「えっ、そのデータの方が違っているんじゃないか?」「選択の問い方や、耳目を引き付ける結果を出すための誘導集計だろ?」「みんな、照れて正直に答えていないんじゃないか?」「そんなはずないよ!」・・・・・・

確かに、データの方に問題がある可能性もあるでしょう。
ただ、自分の考えの間違いの可能性も、多分にあるのです。

各年代層のセックスレスの多さ。なぜ?
仕事が忙しいからセックスレスが多いのか?
収入が多いと、家庭外に対象を作れるから・・・・
お金がないと、それどころじゃないから・・・・
子どもの人数が増えると、セックスレスの夫婦が多く、一人もいなかったり、一人だけだと少ない?
若い人のカップルより、年配のカップルの方がセックスレス率は高い?
女性の言い分は?男性は?
夫婦の場合は?カップルだったら?
昇進とセックスの関係は?
仕事の失敗経験は、関係あるの?
正社員であること、非正社員であることは、影響あるのか?
出生率が高くなってきているフランスは?・・・・・・

「自分の思い込み」と全く違うデータ結果を突きつけられ、愕然とする事がありま
す。

お母さんはここにいるよ 脳障害児・夏帆と過ごす日々から/河田真智子 毎日新聞社

吉田兼好だったか、「一つの道を究めると、自ずと全ての道に通じる」の言葉を思い出していました。

失礼な言い方かも知れませんが、河田さんの言葉は、「母」とか「障害児の母」とか「河田真智子」とかを突き抜けて、「普遍性」を獲得している地平にたどり着いている気がします。
「福祉」なんて概念は、遥か後方に追いやられて、「お母さんはここにいるよ」の含意の広大さに、胸を衝かれました。

今、生きていることに真剣に向き合っている「子ども」達へ、
現実の前で佇んでしまって一歩も動けなくなっている「母」へ、
自分も含めて、家族としてどうしたらいいのか分からなくなっている「父」へ、
その家族と接する「医療関係者」や「周りの人々」へ、

そして「私」と「あなた」へ
(2007年4月)